新商品のご案内「干支色紙」「和紙バスケット」

はじめまして。
西野商会経理担当の紙花子です。

ブログはいつもWeb担当の紙太郎くんに任せていますが近頃の紙太郎くんは増税前で何かとせわしない様子なので、今回は特別にわたくし紙花子が担当しますね。

どうぞお手柔らかに。
よろしくお願いします~

○夏の終わりと芸術の秋

皆様、今年の夏はいかがお過ごしだったでしょうか?

夏祭り(天神祭・祇園祭)や夏フェス(フジロック・サマーソニック)などの野外イベントに参加して、灼熱の太陽にさらされながらひと夏のバカンスを楽しまれた方も多いかと思われます。

大半の方は家族と実家に帰省して、夏の風物詩である甲子園をスイカなんぞ食べつつ、テレビにかじりついて熱狂されたのではないでしょうか。
(今年は履正社が優勝!)

真夏のピークが去りましたとテレビで天気予報士が言うぐらい、秋の訪れを肌で感じられる今日この頃。

秋といえば、○○の秋といった具合に笑点の大喜利のお題のような言い方がよくされますね。
一般的には、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋etc.

芸術の秋に注目すると、弊社とかねてからお付き合いのある和紙メーカー様も、和紙に関連した芸術品を多数取り扱っています。

今回の「和紙屋 いーざぁ」でご紹介する新商品は、芸術の秋にちなんで、「干支色紙」と「和紙バスケット」を取り扱うお運びとなりました!

○2020年の干支〔子〕

とその前に、2020年といえば東京オリンピックの年ですね。

新元号の令和と共に日本の新たなスタートの幕開け!といえばきこえは良いですが、世相をみると闇営業やら悪化する日韓関係やらで浮ついてばかりもいられません。

ただ偶然なのか、干支も周りまわってスタート地点の「子(ねずみ)」になるので、心機一転頑張りたいものです。

そもそも、干支の「子」ってなんだか気になりますよね。
というのも、わたくし紙花子が子年なもので(笑)。

ねずみというと、「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」(追い詰められたねずみが猫に噛み付くように、弱者であっても窮地に追い詰められると強者に逆襲することがあるという喩え)ということわざがあるように、どこか隅に追いやられているような、弱々しいイメージがあるのではないでしょうか。

しかし干支の世界でのねずみは、その強い繁栄力ゆえに子孫繁栄・財力の象徴とされています。

といいますのも、神様への元日の挨拶に向かう際に自分は足が遅いからといって牛の背中に飛び乗り、そのまま到着した刹那、背中から飛び降りて一番に挨拶したとのこと。
(定かではありませんが)それが一番からはじまる理由になったとか。

弱き者ならではの、ずる賢さやしたたかさが感じられます。

○干支色紙「旭日赤富士」・「招福 小槌」

話がだいぶ逸れちゃいました。
今回ブログを担当するのははじめてなので、そこはご愛嬌ということで、、、

では気を取り直して、「和紙屋いーざぁ」に掲載する新商品を実際に見ていくことにしましょう!

干支色紙「赤富士」です。

雲を突き抜けて、雄大にそびえ立つ富士の山。
古き良き銭湯でよく見受けられるその姿は、私達の眼には青として映し出されますが、複雑な気象条件が重なるとごく稀に普段の色とは対照的な赤色に染まることがあるようです。

思わず見惚れてしまうその綺麗な赤色は、わずかな時間にしかあらわれないことから、滅多に見られない現象として大変縁起が良いとされています。

干支色紙「招福 小槌」です。

小槌といえば、五穀豊穣・家産増進・子孫繁栄をもたらす七福神の1人である大黒天の持ち物で有名ですね。

昔話の一寸法師でも、鬼の忘れた小槌を一寸法師にえいやと振り振りすると身体が大きくなり、娘と結婚して幸せになりました。
このように願い事を念じながら上下に振ると願いが叶うと言われ、常識では考えられないような福や運を生むと伝えられている、(あれば喉から手が出るほど欲しい)縁起物です。

○和紙バスケット

最後にもう一点!
和紙バスケットです。

写真の和紙バスケットは、丸(小)と丸(大)です。

カラーバリエーションも豊富で(全4色)、丸の形状だけでなく横長の和紙バスケットもあり、さらに(小)と(大)は単体でもご使用いただけます。

和紙の原料である(楮)の繊維で編み上げられているこちらの商品。
一見すると、繊細な作りゆえに脆いのではと感じられるかもしれませんが、楮特有の強い繊維で出来ているため少々のことでは破れません。

またこちらの商品に使われている楮は、メーカー様が所有する畑で栽培されているとのこと。
一本一本の繊維からは、楮本来が持つ特性だけでなく、一から丹精込めて作り上げたメーカー様の真心が込められています。

これらの新商品は、「和紙屋 いーざぁ」の商品ページから更新でき次第ご購入可能なので今しばらくのお待ちを!

また他の商品も販売されておりますので、興味を持たれた方は「和紙屋 いーざぁ」へぜひともお越し下さい。

お問い合わせは、メールはこちらへ

電話、06-6271-8495

 

紙の文化博物館 特別展「大ふすま展」


毎度どうもです。
西野商会Web担当の紙太郎です。

○越前和紙の里 紙の文化博物館

1500年という、和紙の中でも一際長い歴史を誇る越前和紙。

発祥の地として知られている越前市今立地区では、その歴史を物語る古紙や紙漉きに関する道具など、様々な歴史的資料が継承されています。

越前和紙を身近に感じられるよう、一般の方向けに展示を行っているのがこちら「紙の文化博物館」になります。

今回は9月6日から「紙の文化博物館」で越前市主催により行われる特別展示、「大ふすま展」のご紹介をさせていただこうと思います。
(この「紙の文化博物館」は“越前和紙の里”エリア内にある建物で、資料などの展示物が中心ですが、“越前和紙の里”には実際に紙漉き体験のできる「パピルス館」や、職人さんの紙漉きの様子を見学できる「卯立の工芸館」もございますので、ぜひ併せてご見学ください)

○ふすま紙の現在

人口や新築住宅の減少や、私達の生活形態の変化から、現代では和室が必要とされなくなりつつあり、それに伴いふすまの需要も減少傾向にあります。

しかしながら今立では、今なお昔と変わらぬ手法で手漉きのふすまが作られています。

ふすま文化の伝統と技術を現代に伝え、そしてその次の代へと継承していく。

単なる仕事に留まらない、職人さん達の熱い思いがふすま業界を支えているのです。

ふすまには、空間と空間を仕切る間仕切りとして使用するだけでなく、開け閉めを工夫することで、空間のアレンジを楽しむ事ができる、インテリアとしての一面もあります。

また、素材として使われている楮などの植物繊維の一本一本が、光を様々な角度に反射することで感じられる自然の温かみは、室内環境の向上にも役立つことでしょう。

○大ふすま展について

ふすまに興味を持っていただけた(?)所で、本題を。

この特別展は9月6日から11月11日までの長期に渡って展示・イベント・ツアーなどが実施される大きな催しとなっております。
(各イベント、ツアーなどの日程につきましては、越前和紙の里ホームページ http://www.echizenwashi.jp 内の『大ふすま展特設ページ』をご確認ください)

40本以上のふすまが、実際に開け閉めできる状態で展示されると言うのですからそれはもう壮観でしょうね。大ふすま展に対する力の入れ具合が伝わってきます。

都市部にお住まいの方は、ふすまとは縁遠い生活をしておられるのが殆どでしょう。

この展示会を通してふすまと触れ合い、手漉きのふすま紙が持つ優美さ、職人さんの技術が光る立体的で繊細なデザインなどを体験していただければと思います。

大ふすま展

期間:令和元年9月6日(金)~11月11日(月)
会場:越前和紙の里 紙の文化博物館(http://www.echizenwashi.jp)
   福井県越前市新在家町11-12
   TEL:0778-42-0016
時間:午前9時30分~午後5時(最終入館 午後4時30分)
休館日:毎週火曜(火曜が祝日の場合は開館)
入館料:300円(高校生以下無料・団体割引あり)