友禅紙とは? 誕生の背景と使い道

毎度どうもです。

西野商会Web担当の紙太郎です。

友禅紙という和紙をご存知でしょうか?

皆さんは、友禅紙という和紙をご存知でしょうか?

紙が和紙と洋紙に分けられるように
一口に和紙といっても実に様々な種類があり
各々に名称や特色がございます。

今回の記事では、友禅紙という和紙を取り上げ
皆さんにご紹介していきたいと思います。

友禅ときくと、友禅紙の折り紙が一般的に有名ですが
その他に着物の友禅染めをイメージされる方も多いかと思われます。

友禅紙もその名の通り、友禅染めのような柄を特徴とした和紙になります。

なぜ友禅と呼ばれているのでしょうか?

そもそも、なぜ友禅と呼ばれているのでしょうか?

名前の由来は、友禅染めを考案した
扇絵師の宮崎友禅斎にあるとされています。

つまり友禅とは、現在でいうところの染色デザイナーで
ある友禅斎が創り出したブランドだということがわかりますね。

友禅染めが誕生する背景

友禅染めが誕生する背景には
友禅斎の活躍した江戸時代が深く関わってきます。

当時は、庶民の贅沢を良しとしない
「奢侈禁止令(しゃしきんしれい)」という禁令がありました。

着物は、派手な装飾(金銀を用いた刺繍など)を
施したものは禁止の対象になっていたそうです。

しかし、そういった状況を逆手に取るように
友禅染めは編み出されました。

幕府の禁令をかいくぐることのできた
繊細さと鮮やかさを兼ね備えた絵画風な模様
庶民の間で瞬く間に広がっていったのです。

名前の由来をたどっていくと、それまで
知り得なかった時代の一端を垣間見ることができ
友禅への造詣がより深まりますね。

では、折り紙や着物以外に友禅は
どういった使い道をされているのでしょうか。
実際に商品を見ていきましょう。

友禅紙を使った商品

友禅紙の使い方としての商品事例

友禅紙を使った財布・小銭入れです。
小銭入れは、ひねると開く形になっております。
どちらの商品もやわらかい手触りで、
和紙独特の風合い・あたたかみを実現しています。



友禅紙を使った鏡立て・手鏡です。
手鏡は手のひらサイズで、お出掛けの際の
持ち運びに便利です。

友禅紙を使ったメモ帳・和帳です。
和帳は1枚ごとにミシン目が入っており、
必要に応じて切り離しが可能です。

友禅紙を使った名刺入れ・保険証入れ・アルバムです。
保険証入れは保険証だけでなくパスポート・通帳・カード入れ
としても利用でき、実用性に富んでいます。

友禅紙を使ったトレー・筆立(ペンケース)です。
トレーは小と細長があり、写真ではミニチュア(こちらも友禅紙を使用しています)を置いております。

こうして見ていくとどの商品も美しくクールジャパンといっても差し支えないほど日本的な情緒が感じられます。

インテリアとしての機能を果たすだけでなく(財布や手鏡は特に)お召し物を着用するハレの場でも活躍してくれそうですね。

友禅紙は、先日ブログでお伝えした弊社の新見本帳に掲載されます。
上記の商品に関しては、ホームページが更新されていき次第
取り扱う予定となっておりますので、今しばらくお待ちください。

お問い合わせは、メールはこちらへ

電話、06-6271-8495